ラップランドへ車で向かう5つのルートを、停まる場所ごとに紹介。ヘルシンキ発の3本、ストックホルムからスウェーデン沿岸を北上する1本、ロフォーテンまで足を延ばす1本。
ほとんどの旅行者はロヴァニエミかキッティラ、あるいはイヴァロに降り立ち、道路のことなど考えもしない。
だが車でラップランドへ上がると、移動そのものが旅の一部になる。凍った湖、森を抜ける空いた幹線、
そして北へ進むほど一キロごとに北極圏らしくなっていく風景。
ヘルシンキからはルート次第で およそ1,000〜1,200キロ 。かなり長い一日で走り切ることもできるが、
途中で一泊する二日行程のほうが明らかにいい。どのルートを選ぶか、そして冬の路面が実際に何を要求するかを見ていく。
ヘルシンキからの距離: 約1,073キロ(中央ルート、ユッラスまで)から約1,204キロ(東ルート、サーリセルカまで)。
運転時間: 一気に走って12〜14時間。あるいはオウル、クオピオ、カヤーニのいずれかで一泊する二日行程。
冬用タイヤ: 冬季条件下では義務。おおむね11月から3月まで。フィンランドのレンタカーは標準で装着している。
給油と充電: オウルより北はスタンドの間隔が大きく開く。長い無人区間に入る前、最後のまとまった町で満タンにしておく。
5本の全行程を地図に落とし、それぞれに実地で確認した停車地点を入れてある。見るべきもの、泊まる場所、
キャンピングカー用のスペース、キャンプ場、休憩所。汎用的な経由地リストではない。ルートに触れると
3本はヘルシンキから フィンランド を南北に貫く。ボスニア湾沿いを北上する
西海岸ルート(レヴィまで、約1,182キロ) 、
東ルート(サーリセルカまで、約1,204キロ) 、
中央ルート(ユッラスまで、約1,073キロ) 。
ストックホルムからスウェーデン沿岸を北上する道
(夜行フェリーのあとスウェーデンのE4号線でトルニオ〜ハパランダの国境まで)と、
ラップランドから北極圏ノルウェーへ抜ける道 。
トロムソ、フィヨルド、そしてロフォーテン諸島だ。
着いた先をどこにするかまだ決まっていないなら、
ラップランドの旅先ガイド がロヴァニエミ、レヴィ、ユッラス、
サーリセルカなどを一つずつ扱っている。ルートを目的地に合わせるのであって、逆ではない。
おおよそ11月から4月にかけては、正真正銘の冬道走行になる。難しくはないが、雪と氷の上で侮っていいものでもない。
グリップ。 車間を広めに取り、早めに柔らかく踏む。圧雪の上では車の反応が変わるが、それが普通だ。
日照。 12月はほぼ薄明の中を走ることになる。2月と3月なら同じ冬でも使える時間がはるかに長い。
トナカイとヘラジカ。 路肩に目を配り、薄暮では速度を落とす。動物に接触したら安全な場所に停め、
112に連絡する。通報は法律上の義務だ。
寒さと航続距離。 電気自動車は厳寒で航続がはっきり落ち、オウルより北は充電設備が少ない。
時間がないなら飛んだほうがいい。ヘルシンキ〜ロヴァニエミは1時間15分、対して陸路は丸一日だ。
移動そのものを休暇の一部にしたいなら、あるいはグループや家族で(一人あたりの費用は一気に下がる)、
ツアーが拾わない小さなケンネルや農場、フェルへ自力で行きたいなら、走る価値がある。
賢い折衷案を取る人も多い。北へは飛び、現地で車を借りるやり方だ。いずれにせよラップランドで車があると、
大手プラットフォームが埋もれさせている場所がそのまま開く。
も私たちの ロヴァニエミ・ガイド も、そのために存在している。